【活動レポート】「お米の学舎」第1期完結!
一粒に込められた命の物語
「お米を作ることは、命を育むこと。そして、自分たちの未来を作ること。」
そんな想いからスタートした『心の根っこを育む自然栽培 お米作り:お米の学舎(まなびや)』。
2025年度、第1期生の9ヶ月にわたる挑戦が、感動のゴールを迎えました。
機械化が進む現代だからこそ、あえて「手作業」と「昔の道具」にこだわった私たちの活動。その全工程を振り返ります。
■ 春:すべては「一粒の種」から始まった
(3月〜5月:種籾の選別・脱芒・種まき)
春、まだ少し肌寒い中、最初に行ったのは「種籾の選別」です。
現代では一瞬で終わる作業ですが、私たちは「唐箕(とうみ)」や「脱芒機」を使い、自分の手と目でお米を選びました。
風を使って重くしっかりしたものを選別し、軽いものを吹き飛ばす
使いこなすには人間の身体と感覚が必要

一粒一粒に触れることで、これまで知らなかった「お米の重み」を肌で感じるところから、私たちの学びはスタートしました。
■ 夏:泥にまみれ、稲の生命力を信じる
(6月〜7月:田植え・除草作業)
6月の田植えを経て、夏の盛りには「除草作業」へ。

無農薬・無肥料の自然栽培。除草剤を使わない代わりに、私たちは「田打ち車」を手に田んぼへ入りました。
泥の感触、水の温かさ。
雑草を抜くのは大変な作業ですが、稲がグングンと背を伸ばしていく姿に、参加者からは自然と笑顔がこぼれます。
「手間暇かかる作業。でも、これがとっても大切」
一歩ずつ、田んぼと対話する貴重な時間となりました。
■ 秋:黄金色の海と、先人の知恵
(10月:稲刈り・乾燥・脱穀)

10月、田んぼは見事な黄金色に。
鎌を手に一束ずつ手で刈り取る「稲刈り」。そして、お日様の光でじっくり乾かす「稲木干し(はぜかけ)」。

乾燥が終われば、いよいよ「脱穀(だっこく)」です。
ガシャン、ガシャンとリズム良く回る「足踏み脱穀機」。
「昔の道具の機能性には驚かされる。ほんとによくできた仕組み」
不便なはずの昔の道具。でもそこには、現代人が忘れかけていた「身体を使う楽しさ」と「知恵」が詰まっていました。
■ ついに「その時」が。一粒の輝きに涙する
(11月:籾摺り・精米・新米会)

そして、最後の仕上げ。
「籾摺り(もみすり)」と「精米」を経て、輝くお米が現れました。
自分たちで蒔いた種が、「ごはん」になる。
「お米の価値を、手間暇を、私たちはちゃんと知らない」
そんな気づきから始まったお米の学舎。
自分たちの手で作り上げた「最高の一杯」の味は、一生忘れられない宝物になりました。
最後に:ワクワクの種を次世代へ
「最初は私たちが学べばいいと思っていたけれど、それじゃ現状は何も変わらない」
「私たちと一緒に、知る・学ぶ仲間を増やすきっかけを作りたい!」
お米の学舎が目指しているのは、ただのお米作りではありません。
この活動を通じて、日本の自給率や食の未来を「自分事」として捉え、次の世代へ繋いでいくこと。
「ワクワクの種を蒔こう!」
第1期生が蒔いた種は、いま、大きな実りとなって次へと繋がろうとしています。参加してくださった皆さん、支えてくださった全てのサポーターの皆さん、本当にありがとうございました!
また第二期の田んぼでお会いしましょう。

コメント